当社で行う電気工事の仕事は、単に「配線」や「器具を付ける」だけではありません。
使う材料や工具は無数にあり、現場も工場・住宅・学校・事務所・配電線路と本当に多種多様です。毎回同じことの繰り返しではなく、現場ごとに工夫や判断が求められます。そうした現場に対応できる「一人前の職人」になるには、本気で取り組んでも10年はかかる世界です。
職人の世界には「師弟関係」が根付いています。先輩や上司から直接学び、技術を受け継いでいく文化です。机の上では絶対に覚えられないものです。 そのために必要なのは、「技術力」よりもまず「人間力」です。
こうした素直さや謙虚さがなければ、誰も教えてくれません。特に安全に関して厳しい指導もあります。感情的な指導や理不尽な怒鳴りはありませんが、「教えられる側の姿勢」がなければ、やがて誰からも相手にされなくなり、会社に居づらくなってしまいます。
パワハラやセクハラとすぐ叫ばれる今、教えない・関わらない上司が多いようですね。当社ではそのようなことが無いように素直さと謙虚さを持った人を求めます。
当社では忘年会や社員旅行に手当は出ません(会議や面談は出ます)。
現場が忙しい時は、法定の残業時間に配慮しながらも、月に何十時間も時間外業務をすることもあります。
もちろん、有給や代休は自由に取れる仕組みです。でも、土日にも仕事はあります。むしろ、土日の現場は停電工事など重要な案件が多く、会社としても最も信頼できるメンバーを配置します。
そうした工事に指名された時、当社では「選ばれたことを誇りに思おう」と伝えています。
「君に現場に居てほしいと思われたから選ばれたんだね!良かったね」――これは社長の口癖です。
当社は工場も商品も持っていません。
当社の財産は「人」だけです。だからこそ、一番投資しているのも人材=社員です。
だから、こんな社員の声が多く聞かれます。
実際に他社の経営者から「そこまで払って大丈夫なの?」と言われることもあります。
しかし当社ではそれが戦略であり「社員を大事にする」客観的事実なのです。
そして社員全員が、第一種電気工事士はもちろん、取得が難しい一級電気工事施工管理技士まで、当然のように全員が取得しています。
なぜならいずれ年下の社員がどんどん資格を取っていくから、「自分も取らないと恥ずかしい」という空気があるからです。
私たちは、「15年後には熊本一の電気屋になる」という目標を本気で掲げています。
それはスローガンではなく、品質は当然ながら、現場でのふるまい、言動、勉強、礼儀、稼ぎ、すべての基準を上げていくことだと考えています。
度々体調を崩して休む人には大事な仕事を任せられません。(体調が悪かったら休んでください。体調を崩さないようにしっかり身体作りを)
人間関係の基本は挨拶と返事です。これが自然にできる人は、どこでも信頼されます。
教わる側が「聞く耳」を持っていないと、誰も教えてくれません。逆に素直さがあれば、先輩たちは惜しみなく教えてくれます。
現場はチームで動きます。自分のことだけを考えていては、現場は安全にも、効率的にもなりません。
小さな失敗は成長の糧です。もし大きな失敗が起きたら、それは管理不足の上司の責任です。
自分の不機嫌で周囲の空気を悪くし気を遣わせるのは、子どものふるまいです。いい空気をつくれる人が信頼されます。
プロである以上、どんな日でも一定の仕事は求められます。
しっかり働いて、しっかり稼ぐ。そういう生き方を望む方には最高の環境があります。
人間関係が築けず、技術も吸収できません。
残念ながら、当社はそうした働き方を実現できる会社ではありません。
当社では仕事を教えてくれる先輩に感謝を伝え、仕事を手伝ってくれる部下を慰労する場だと考えています。
ここまで正直に書いたのは、**「入ってから後悔してほしくない」**からです。
お互いにとって幸せな選択であってほしいと心から願っています。
エレテックの社員になったからには、必ず幸せになっていただきたい。
本気でそう思っています。
何年経っても、電気工事の仕事には飽きが来ないと言われます。
毎日違う現場、毎回違う工夫、仲間との連携、そして自分の成長――やりがいは尽きません。
いい仲間と協力して、いい仕事をして、苦難も喜びも分かち合いながら、しっかり稼ぐ。
そんな日々を積み重ねる中で、自分の腕一本で生きていける自信も、誇りも身についていきます。
だからこそ、**謙虚で、明るくて、仲間を思える“ええ奴”**を、心から待っています。